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FAX受注の問題点5選と解決策|属人化・ミス・残業を一掃する方法

2025.08.13 FAX

FAX受注業務で「こんな悩み」、ありませんか?

  • 毎朝大量のFAXを開封し、紙をプリントし直して手入力…
  • ベテラン担当者しか分からない「社内ルール」で属人化が進行中…
  • 紙の山から過去注文書を探すのに時間がかかり、探し物で業務が止まる…

FAX受注の非効率さは、多くの製造業・卸売業・商社の導入担当者が直面する「あるある」問題です。ですが、「取引先もFAXを手放せない」「システム導入が大変そう」と、改善を諦めていませんか?本記事では、FAX受注の典型的な問題点を網羅的に洗い出し、「自社だけで完結できる解決策」をご紹介します。


1章|FAX受注の問題点5選

  1. 入力ミス・転記ミスが避けられない:
    紙のまま手入力する以上、数字や品番の打ち間違いはゼロになりません。
    誤出荷や納期遅延が起きるたびクレーム対応に追われ、顧客満足度が低下します。
  2. ベテラン頼みの属人化リスク:
    たとえば、ある取引先から届くFAXには「青L」や「特注白」といった略称だけが書かれていることがあります。
    それが何の商品なのか、正式な型番や数量がどうなるかは、長年その会社を担当してきた人だけが分かる——まさに“経験と勘”が頼りの状態です。
    こうした業務が特定の担当者にしか処理できないままだと、その人が休んだり辞めたりした瞬間に、受注業務全体が止まってしまうリスクがあります。
  3. 処理に膨大な時間と手間:
    FAX受信からプリント、システム入力、確認…一連の流れに毎日何時間も取られ、
    本来の営業活動や分析に回せる時間が激減します。
  4. 紙管理の煩雑さと検索性の悪さ:
    過去の注文書を探すのに倉庫やファイルを漁る日々。
    FAX機の紙切れ・インク切れトラブルで注文を取りこぼすリスクもあります。
  5. 人件費・諸コストの肥大化:
    手作業に伴う人件費、FAX用紙・インク代、複合機リース費用…
    紙ベースの運用は隠れたコストをどんどん膨らませます。

2章|なぜ今すぐ改善すべきなのか?放置による“3つの重大リスク”

「FAX受注は面倒だけど、取引先の都合もあるし仕方ない…」
そんなふうに感じて、今のやり方を続けていませんか?
しかし実は、その“仕方ない”の裏側に、会社として見過ごせないリスクが潜んでいます。

リスク①:現場担当者が限界に近づいている
FAX受注の処理は、ベテラン担当者の経験に依存しがちです。
「この会社は略称で来るから気をつけないと」「この会社からの“至急”は◯日前倒しだな」といった判断を、一人の担当者だけが担っていることも少なくありません。

さらに現場では、メンバーの高齢化が進んでおり、体力的な負担や今後の継続性への不安も大きくなっています。
その結果、ちょっとしたミスでも「なぜ見落としたんだ」と責任が集中し、プレッシャーやストレスが過剰にかかってしまう。
日々の業務をこなしながら「自分が辞めたらどうなるんだろう」と感じている担当者もいるかもしれません。

リスク②:人を増やせないのに、作業は減らない
人手不足や採用難が続く今、FAXの手作業対応に人を割き続けるのは現実的ではありません。
増員も難しく、ベテランが抜けた後の引き継ぎ先もいない…そんな未来が、すぐそこに迫っています。
特に、今のメンバーが辞めても同じスキルを持つ人材を採用できる保証はなく、人材確保は年々厳しさを増しているのが現実です。
このままでは「今は何とかなっているけど、いつか業務が止まる」という状況になりかねません。

リスク③:紙とFAXに頼りきったままだと、会社の信頼が下がる
FAXでのやり取りには、紙のムダ・情報漏洩・管理の煩雑さなど、現代の企業として避けたい問題が山積しています。
このようなアナログ運用を続けていると、環境配慮や情報管理に無頓着な会社だと見られかねません。
「社会に配慮した会社かどうか」は、取引先や社員、求職者からも厳しく見られる時代です。


放置の代償は、「時間のムダ」では済まない

FAX受注の問題を「多少手間がかかるだけ」と軽く考えていると、
気づかないうちに、会社の信用・人材・未来を少しずつ失っていくことになります。

だからこそ、“今のやり方を続けるリスク”を見直し、
小さな一歩でも、改善に踏み出すことが必要なのです。


3章|効率化への3ステップ

STEP 1|ボトルネックを可視化
現場ヒアリングで「どこに時間を取られているか」「どこでミスが起きやすいか」を洗い出します。

STEP 2|デジタル化手段を検討

  • クラウドFAX:紙を印刷せずPCで確認
  • Web-EDI:オンラインで注文書をやり取り
  • AI-OCR:FAX/PDFを自動で読み取り

STEP 3|現行フローを最小限変更して導入
取引先には今まで通りFAX送信を依頼し、自社のみで自動化を完結させる体制を構築します。


4章|現場に負担をかけない自動化ツールとは

「設定工数ゼロ」の代行サービス

帳票設定はすべて代行。担当者はFAXやPDFをアップロードするだけでOK。

属人性をAIに継承する

ベテランの“勘”や“社内ルール”もAIが学習し、誰でも同じ品質で処理可能に。

取引先へ一切の依頼不要

相手は今まで通りFAX送信。自社だけでDXを完結できます。


5章|自社ソリューション「受発注バスターズ」のご紹介

受発注バスターズは、FAX・PDF・紙など様々な形式の注文書をAIが自動で読み取り、自社システム用データに変換する受注特化型AI-OCRサービスです。

  1. 帳票レイアウト自動認識:
    フォーマットの違いをAIが判断
  2. マスタ連携変換:
    取引先独自の品番・名称を自社基準に自動変換
  3. 文章のニュアンスを読み取る:
    たとえば注文書の「至急」「できるだけ早く」などの指示を理解し、
    AIが自動で納品日を数日分前倒しして出力
  4. 初期設定不要:
    導入から運用まで完全サポート
  5. 出力データは手動またはRPAでインポート可能:
    CSVなどで出力し、手動で既存システムへ取り込むか、RPAによる自動化も可能

ある導入企業では受注登録手作業93%削減、残業時間も大幅減少。担当者は確認作業と最終取り込みのみでOKとなり、「誰でも同じ品質で対応できる」体制が実現しました。


6章|まとめ:今すぐ第一歩を踏み出そう

FAX受注業務の問題は、単なる手間ではなく企業の信用・人材・未来に関わる課題です。
まずはお問い合わせいただき、自社の受注業務をどこまで効率化できるかをご相談ください。

「FAXだから仕方ない」を、今日から変えていきましょう。

お問い合わせはこちら → https://batton.co.jp/lp/order-busters/