コラム

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FAX受注をAI-OCRで自動化する時代へ

2025.09.02 AI-OCR

朝一番、FAX受信トレイには注文書が山積み。
一枚ずつめくり、品番や数量を手入力し、納期を確認して社内に展開する -。
そんな作業に追われているうちに気がつけば夕方、また残業…。

「入力を間違えたら大問題になる」
「属人的なルールを知っているベテランに頼りきり」
「取引先ごとにフォーマットが違い、統一をお願いするのも現実的ではない」

製造業・卸売業・商社の受注担当者が抱えるFAX業務は、今も現場に大きな負担を与え続けています。
デジタル化の波は来ているのに、「取引先の都合でFAXは残り続ける」という矛盾に、多くの企業が頭を悩ませているのです。

では、この“なくせないFAX受注”を、どうすれば効率化できるのでしょうか。
本記事では、検索キーワード「fax ocr受注」で注目されるAI-OCRの仕組みと、導入のメリット・限界をわかりやすく解説します。さらに、現場目線で設計された「受発注バスターズ」だからこそ実現できる解決策を紹介し、属人化・残業・人手不足から解放される方法を具体的にお伝えします。


FAX受注の現場で起きている深刻な課題@

1. 帳票設定の手間と限界

従来のAI-OCRでは、会社ごとに異なる帳票フォーマットに対応するため、ユーザー自身がテンプレートを作成・設定する必要がありました。
「この欄は品番、この欄は数量…」と細かいマッピング作業を現場が担わなければならず、結局“導入しても手間が減らない” という声が少なくありません。

2. 属人化によるリスク

「この取引先から“至急”と書いてきたら納期を⚪︎日前倒ししよう」
「この会社は品番ではなく独自の呼び名で注文してくる」

こうしたルールは担当者の頭の中にしかなく、特定の人がいなければ処理できない状況を生んでいます。ベテランが休職・退職すれば業務が滞り、重大な取引トラブルにつながるリスクを常に抱えています。

3. 取引先にも取引先がある構造的問題

多くの企業が「フォーマットを統一してほしい」と取引先に依頼しても、簡単には受け入れてもらえません。取引先にもさらに取引先があり、全体調整はほぼ不可能だからです。
結果として、バラバラなフォーマットが半永久的に流入し続けるという現実があります。

4. 人手不足と残業常態化

事務スタッフを新規採用しようとしても人材は集まりにくく、既存メンバーでFAX注文の山を処理するしかない。月末や繁忙期には残業が常態化し、現場担当者のモチベーション低下採用難による悪循環が起こっています。


解決策の候補とその限界

FAX受注の効率化には複数の方法がありますが、それぞれ一長一短があります。

  1. PC-FAX/クラウドFAX
    → ペーパーレス化は可能だが、入力作業自体は残る。
  2. EDIや受発注システムへの全面移行
    → 双方が同じシステムを使えば理想的だが、取引先の同意が得られず導入障壁が高い。
  3. AI-OCRでFAX注文書を自動読み取り
    → 取引先のやり方を変えずに、自社内だけで自動化できる。

この中で、最も現実的かつ効果的な手段が AI-OCRによるFAX受注自動化 です。


AI-OCRでFAX受注をどう変えられるか?

AI-OCRとは、FAX注文書の画像から文字を読み取り、テキストデータ化する技術です。従来OCRと違い、AIを活用することで 手書き文字や多様なフォーマットにも高精度で対応 できるようになりました。

効果の例

  • 処理時間短縮: 1日3時間かかっていたFAX入力作業が1時間に短縮。
  • ミス削減: 入力ミスがゼロに。取引先からのクレーム対応も大幅減。
  • ペーパーレス: 書類保管や検索にかかる手間とコストを削減。
  • テレワーク対応: 紙を扱わないため、在宅勤務でも処理可能。

こうした効果により、人件費削減・業務効率化・社員満足度向上が実現します。


しかし、多くのAI-OCRが抱える課題

競合製品を導入した企業からよく聞かれるのは次のような悩みです。

  • 「帳票設定が難しく、現場に負担がかかった」
  • 「取引先ごとにレイアウトが違うため、都度調整が必要だった」
  • 「専門知識がないと運用できず、結局使われなくなった」

つまり、AI-OCR自体は有効でも、現場で使いこなせないという問題が残ってしまうのです。


受発注バスターズなら可能な解決策

ここで登場するのが、弊社の 「受発注バスターズ」 です。
他社のAI-OCRと大きく異なるのは、導入・運用の手間をゼロに近づけた仕組みです。

1. 帳票設定はすべて弊社が代行

ユーザーが帳票フォーマットを登録する必要はありません。
面倒な設定作業はすべて弊社が代行するため、導入直後からスムーズに稼働できます。

2. 属人化の排除

AIが取引先ごとのルールや商品名の違いを学習し、自動で適切な処理を行います。
「担当者しか分からない」業務をシステム化することで、誰でも同じ品質で受注処理が可能になります。

3. 取引先に負担をかけない

発注側には今まで通りFAXを送っていただくだけ。
フォーマット統一やシステム導入をお願いする必要はなく、自社内だけで自動化が完結します。

4. 人手不足への即効性

実績として、FAX受注入力にかかっていた工数を最大93%削減した企業も。
人員を増やすことなく、既存メンバーだけで受注業務を回せるようになります。


実際の導入企業の声

  • 製造業A社: 「2名体制だった受注入力を1名で回せるようになり、残業ゼロに」
  • 卸売B社: 「帳票ごとの設定作業が不要で、ITに詳しくないスタッフでも使いこなせた」
  • 商社C社: 「属人化していた業務が標準化され、担当者の有休取得もスムーズに」

どの企業も共通して「取引先に迷惑をかけず、自社だけで効率化できた」点を高く評価しています。


導入ステップ(安心の伴走サポート)

  1. 無料読み取りテスト:
    お問合せ後、自社の注文書で精度を確認
  2. 初期設定代行:
    帳票登録やルール設定は弊社が実施
  3. 運用スタート:
    現場はいつも通りFAXを受け取るだけ
  4. アフターサポート:
    導入後も運用を伴走支援

まとめ: FAX受注DXで現場をアップデートしよう

FAX受注は、もう“仕方ない業務”ではありません。
AI-OCRの進化と「受発注バスターズ」の仕組みにより、人手不足・属人化・残業といった課題を自社内だけで解決できます。

  • 帳票設定の手間 → 弊社が代行
  • 属人化 → AIが判断し標準化
  • 取引先フォーマット乱立 → 自社だけで解決

これまで現場が抱えていた 「どうしようもない問題」 は、実はもう解決可能なのです。

まずは無料テストで、自社の注文書がどこまで自動化できるか体験してみてください。

明日からFAX受注の残業地獄から解放され、社員が本来の業務に集中できる未来が始まります。

お問い合わせはこちら▶︎https://batton.co.jp/lp/order-busters/


受発注バスターズ編集部

受発注バスターズ株式会社(旧:株式会社batton)は、AI搭載の業務効率化ツール「受発注バスターズ」やRPA「batton」の開発・提供を通じて、製造業・卸売業・商社の業務効率化とDXを支援しています。

「誰もが、仕事を遊べる時代へ。」をミッションに掲げ、属人化の排除や作業の自動化によって、人手不足やミスの多発といった現場の課題解決に取り組んでいます。

  • 会社名:受発注バスターズ株式会社(旧:株式会社batton)
  • 設立:2019年8月14日
  • 所在地:〒104-0032 東京都中央区八丁堀3丁目5-4 NOVEL WORK 京橋 3F
  • 公式サイトhttps://batton.co.jp/

※本記事は「受発注バスターズ編集部」が執筆・監修しています。