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おまかせAI OCRとは?仕組み・料金・できることを現場目線で徹底解説

2025.12.17 AI-OCR

「おまかせAI OCRって、結局なにができるの?」

FAXやPDFの注文書入力がつらい

人が足りず、入力作業に時間を取られている

AI OCRが良さそうなのは分かるが、違いがよく分からない

このような課題を感じて「おまかせAI OCR」と検索した方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、おまかせAI OCRは“紙・PDFの帳票をデータ化する作業を大きく減らすためのサービス”です。
特に、製造業・卸売業・商社のように取引先ごとに帳票が違う業界で注目されています。

本記事では、

おまかせAI OCRで「できること」「できないこと」

どんな業務に向いているのか

導入時に現場がつまずきやすいポイント

その課題をどう補完すれば“本当に楽”になるのか

を、ITが苦手な方でも分かる言葉で解説します。


おまかせAI OCRとは?基本をやさしく解説

おまかせAI OCRの概要

おまかせAI OCRは、NTT西日本が提供するAI-OCRサービスです。

簡単に言うと、

紙やPDFの帳票を読み取り、文字データに変換してくれるサービス

です。

具体的に何をしてくれるのか

1. FAX・PDF・スキャンした注文書を取り込む

2. AIが文字を読み取る

3. 商品名・数量・金額などをデータ化

4. CSV形式で出力できる

これにより、
人が1件ずつ画面を見ながら入力していた作業を大幅に削減できます。


おまかせAI OCRが選ばれている理由

① 精度が高く、安定している

おまかせAI OCRは、
「文字を正確に読む」ことに特化したAI-OCRです。

印字文字

ある程度の手書き文字

複数ページの帳票

にも対応しており、
大量処理を前提とした業務に向いているのが特徴です。


② CSVで出力できる=基幹システムと相性が良い

多くの製造業・商社では、すでに基幹システムを使っています。

おまかせAI OCRは、

読み取ったデータを

CSV形式で出力

できるため、

手動でCSVを取り込む

RPAを使って自動で取り込む

といった形で、今のシステムを変えずに使える点が評価されています。


③ 大手提供で安心感がある

「業務の根幹を任せるサービスだから、信頼性が大事」

この点で、
NTT西日本提供という点を評価して導入する企業も少なくありません。


それでも現場でよく聞く「つまずきポイント」

ここからが重要です。

おまかせAI OCRは決して悪いサービスではありません
ただし、実際の現場では別の悩みが出てくることがあります。


帳票設定の手間が思ったより大きい

一般的なAI-OCRでは、

取引先A用の帳票設定

取引先B用の帳票設定

新しい帳票が来たら、また設定

というように、
帳票ごとに設定作業が必要になることがあります。

結果として、

設定できる人が限られる

忙しくて設定が追いつかない

といった状況が起きやすくなります。


業務ルールが「人の頭の中」に残る

例えば、

「この会社から“至急”と来たら前倒し」

「A社の商品名は、社内ではこのコード」

こうした判断は、
OCRではなく人の経験に依存しているケースが多くあります。

そのため、

OCRで読み取れても

最終的な判断は人が必要

という状態から抜け出せないことがあります。


取引先にフォーマット統一をお願いできない

商社・卸売業ではよくある話ですが、

「取引先にも、さらに別の取引先がある」

この構造のため、

フォーマットを統一してください

Web受注に切り替えてください

とお願いしても、
現実的には難しいことがほとんどです。


「OCRは導入したのに、思ったほど楽にならない」理由

ここで一つ、大事な視点があります。

それは、

OCRは“入力作業の一部”しか解決しない

という点です。

1. 帳票設定

2. 取引先ごとのルール

3. データをどう使うか

ここまで含めて設計しないと、
「OCRを入れたのに忙しいまま」という状態になります。


そこで考えたい「OCRを活かし切る仕組み」

ここで一つの解決策として紹介したいのが、
受発注業務に特化した仕組みです。


受発注バスターズという選択肢(解決策の一例)

受発注バスターズは、
受発注業務に特化したAI-OCR+業務支援サービスです。

おまかせAI OCRのようなOCR技術を活かしつつ、
現場の「その先の困りごと」まで対応します。


帳票設定はすべて代行

取引先ごとの帳票設定

新しい帳票が増えても

すべて弊社が対応するため、
現場で設定作業をする必要がありません。


属人化していた判断をAIが再現

至急判断

商品名の違い

取引先ごとのルール

これらをAIが学習し、
誰が担当しても同じ処理ができる状態を作ります。


取引先に何もお願いしなくていい

これまで通りでOK。
自社側だけで業務を効率化できます。


フォルダ連携で「置くだけ」運用

DocuWorks

Box

Google Drive

OneDrive

e-受信

指定フォルダに帳票を入れるだけで、
自動でアップロード・処理されます。


基幹システムとはCSVでつなぐ

自動連携はしない

だからこそ柔軟

CSV出力 →
RPAで自動取り込み or 手動取り込み
という形で、今の基幹システムをそのまま活かせます


人手不足・採用難時代に求められる考え方

これからの受発注業務では、

人を増やす

ベテランに頼る

では限界があります。

重要なのは、

「人がやらなくていい仕事を、仕組みで減らす」

ことです。

おまかせAI OCRは、
その第一歩として非常に有効な選択肢です。

そして、
さらに一歩踏み込むなら、
受発注業務全体を見た仕組み化が効果を発揮します。


まとめ

おまかせAI OCRは、帳票データ化に強いサービス

CSV出力で基幹システムとも相性が良い

ただし、帳票設定・属人化は別途対策が必要

受発注業務全体を効率化するなら、専用サービスとの組み合わせが有効


よくある質問(Q&A)

Q1. おまかせAI OCRとは何ですか?

A. 紙やPDFの帳票をAIで読み取り、文字データに変換するサービスです。受発注業務や請求書処理などで活用されています。

Q2. おまかせAI OCRは製造業・商社に向いていますか?

A. はい。取引先ごとに帳票が異なる業界でも使われており、入力作業の削減に効果があります。

Q3. おまかせAI OCRの料金は?

A. 月額料金+従量課金制です。詳細は公式サイトで確認するのがおすすめです。

Q4. おまかせAI OCRだけで受発注業務は完全に自動化できますか?

A. 帳票の読み取りは自動化できますが、取引先ルールや業務判断は別途仕組み化が必要な場合があります。

Q5. 受発注バスターズはおまかせAI OCRの代替ですか?

A. いいえ。考え方としては、OCRを活かしながら受発注業務全体を効率化するための一つの解決策です。


受発注バスターズ編集部

受発注バスターズ株式会社(旧:株式会社batton)は、AI搭載の業務効率化ツール「受発注バスターズ」やRPA「batton」の開発・提供を通じて、製造業・卸売業・商社の業務効率化とDXを支援しています。

「誰もが、仕事を遊べる時代へ。」をミッションに掲げ、属人化の排除や作業の自動化によって、人手不足やミスの多発といった現場の課題解決に取り組んでいます。

  • 会社名:受発注バスターズ株式会社(旧:株式会社batton)
  • 設立:2019年8月14日
  • 所在地:〒104-0032 東京都中央区八丁堀3丁目5-4 NOVEL WORK 京橋 3F
  • 公式サイトhttps://batton.co.jp/

※本記事は「受発注バスターズ編集部」が執筆・監修しています。